バツをつけない教育

かく言う私も、しばらく前は「赤本教科書」(赤字で指導のポイント・内容が書いてある教科書)
に頼らなければ、ろくすっぽ授業も出来ない未熟バカ教員でした。

20年前故・加藤信二校長先生に出会って、変わったって言っていいと思います。

「あんたなら、子どものこの答えをどうする?」
「ええ、コレは間違っています。だからバツをつけると思います」
「そうなんだよなぁ、確かに間違っている、でも、
 だからといってバツを付けても、この子は伸びるかねぇ」

結局、そういう加藤先生の考え方、教師としての意識の持ち方を
私は彼からたくさん学ばせていただきました。

赤本は、教科書会社から依頼されたその辺の馬骨・・
いやその手の実力はある教員がバイトで書いているもの、でも、
それになれると、「それこそ正解」という意識が生まれ、
そこから離れられなくなる。異なるとバツを付けたくなる。
そういう魔力が赤本にはあり、頼りすぎると堕落する。

そのとき以来、赤本とは90%サヨナラ
「おう、その答えいいなあ、その答え間違いって言われるかも知れないけど
 その答えには美しさを感じるなぁ、それこそWonderfulだよ!!」
そう言えるようになるのです。

さて、加藤先生の「バツはつけない」という教えも
そのとき以来心がけていました。
とはいえ、ついついバシッとはねてしまうことはありましたが。
しかし、バツをもらって喜ぶ子はいない。
その答えの良いところ探し、そこにラインでも引いてGood! とでも書いてあげれば。
すると、分かるとこまでは書いてみようという姿勢も生まれてくるんだと思います。

バツをつけない教育、加藤先生の大切な教えでした。


「しかしなぁ、オレが見に来る日の授業なのに、よくこんなつまらない授業をするなぁ」
初任指導担当だった頃、思うことはありました。
そんなときには、正直に「つまらない授業だった」って書く。
「この授業のどこで子どもと楽しもうとしているのか」
まあ、コレはバツをつけたってことではないのですが。



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プロフィール

923kobo

Author:923kobo
1957/3生 
群馬県邑楽町在住 
20代に作陶修行後、
栃木県教員生活を経て
再び作陶家を目指す

本邦初 焼きものの
移動販売始めました
毎月1日・17日
第1日曜・他
 地元邑楽町
 石打こぶ観音様境内

月~金曜:工房にて作陶
週末は
<青空個展>主催の
 東京都内のイベントや
高崎・藤岡辺りのイベント
または上記の
こぶ観音様出店

2月/8月には
洋画家の友人と
『二人展』を開催

コンセプト:
「うつわも楽しむ文化のため
 の楽しめるうつわの制作」

趣味:jazzを工房にかける
   on twitter「923工房」
   男の厨房
   愛犬ラブと朝散歩

「仕事が暮らし、
  暮らしが仕事(^^)」

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